《四猿 four monkeys》2026.9/25(Fri)-10/4(Sun)

会期|2026年9月25日(金) - 10月4日(日)
休廊|10/1 (木)
OPEN | 12:00-18:00
●落語会とトークイベント
日時 |9月26日(土) 15:00~
参加費 |お一人¥3,000 (定員30名程度)※要予約 |15 : 00〜 四猿メンバーによるアーティストトーク
|16 : 00〜 軽食パーティ
|17 : 00〜 落語会 |開楽亭凡笑(戴開成)

▶落語会ご予約はこちらの予約フォームより
2017年、台北で出会った4人のアーティストが意気投合し、「遊び場」として生まれたグループ 「四猿」。
画家・方志偉が描く象徴的なモチーフ「猿」のように、それぞれが自由気ままに創作を続け、時を経て、再び交わる機会を得ました。
何が生まれるのか。
何が飛び出すのか。
まるで台風に巻き上げられるように、それぞれの表現が混ざり合い、その先に現れる景色とは――。
ぜひ、その瞬間を覗きにいらしてください。
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4人の作家をそれぞれ猿になぞらえた「四猿」がキービジュアルになっています。

《春》花吹雪 夢の扇を ひらきけり

《夏》雛寄りて 器に宿れる 夏の声

《秋月》杯には 月ひとつ浮き 秋しずか

《冬日》冬日和 竹を筆とし 猿ひとり
・
四季めぐり
余温はそっと
手に残る
【作家プロフィール】
方 志偉(ファン・ジーウェイ)/Fang Chih Wei
台湾・苗栗県生まれ。中国文化大学大学院芸術研究所国画専攻修了。
嶺南画派や竹内栖鳳の影響を受け、水墨画を創作の基盤とする。近年は水墨と岩絵具(鉱物顔料)の融合を探求し、墨の濃淡やにじみと、岩絵具がもたらす豊かな色彩の重なりを生かしながら、伝統と現代をつなぐ独自の絵画表現を追求している。
創作の原点は、日常へのまなざしにある。人と人、人と自然、生命と時間のあいだに生まれる繊細な感情や関係性を一貫したテーマとし、日々の出会いや記憶、誰かを想う気持ちが、時の流れの中に刻まれる痕跡を描き続けている。言葉では捉えきれない感情を絵画へと昇華することが、自身の創作の根幹である。
近年は蝶や花、動物、猿を主要なモチーフとし、それらを自然の姿としてではなく、感情や記憶を象徴する存在として描いている。水墨の流れるようなリズムと、幾重にも重ねた岩絵具の色彩によって、虚と実のあわいに宿る生命のぬくもりを表現し、鑑賞者が作品を通して感情の響きを感じ、日常の中にある見過ごされがちな大切なつながりに目を向けることを願っている。


《雲歩》(くものあゆみ) 紙本着色 290×305 2026
奥島圭二/Keiji OKUSHIMA
京都生まれ滋賀育ち
2000年立命館大学産業社会学部卒業
2002年富山ガラス造形研究所修了
ガラス工房や着物染色工房での修業を経て、2010年に滋賀県高島市に自身の工房を構える。
ガラスという素材を用いてオブジェや茶道具など様々な作品に挑戦している。ガラスという素材の捉えきれない儚く妖艶な美しさに心惹かれ、自身の心象の投影を試みている。 技法は、kilncast(電気炉鋳造)やblow(吹きガラス)をベースに独自の技術や研究を重ね、時には他素材を混合して一点一点独特な作品を仕上げている。ガラス工芸トリエンナーレ(2010年)、日本クラフト展(2011年)、テーブルウェア大賞展審査員賞(2012年) 、伊丹国際クラフト展(2016年)などに入選。国内外で展覧会を中心に活動している。


《玻璃杯》70×70×65 2026
戴 開成(ダイ カイセイ)/Dai Kai Sei
昭和52年の天津生まれ、7歳に東京に渡り、小学校最初の四年間を過ごす。
10歳に台北に移住し、高卒までの学生生活を送る。二十歳から二年の兵役を経て再び東京に渡り建築を学ぶ。その後、台湾と日本を行き来し通訳翻訳、文化案内人、噺家として様々な文化活動に携わり今に至る。また工芸や舞台、まちづくりやアーバンプランニングなどの分野で交流活動の企画者やコミュニケーターとして日本をはじめ、各地と台湾間の交流づくりの担い手を務める。
【落語】
生まれ故郷の天津には相声(あいごえ)という伝統話芸が古くから栄えており、一人、二人、数人で演出するものがある。中でも一人語りのものは落語に類似性が高く、それを日本語に直したり、日本の古典落語を中国語に直して台日の各地で高座を務める。音楽や演劇など、多種のパフォーミングとのコラボも展開中。
【案内人】
全国町並み保存連盟、各地のまちづくり交流活動、芸術や建築や食農をテーマにした旅などの主宰、共同企画、サポーターなど。
【通訳】
シンポジューム、ワークショップなどの交流活動にて柳原睦夫(陶芸家)、西村幸夫(都市計画、集落保存)、八木雅夫(都市計畫、基礎教育)、原広司(建築家)、村井龍彦(日本自然布協會理事)、平田オリザ(劇作家)、馬場正尊(東京R不動産主宰)、山崎亮(コミュニティーデザイナー)、伊東勝(SHIBAURA HOUSE代表)、桂春蝶(落語家)等の通訳を長期(短期)で務める。
【翻訳】
<観光まちづくり/西村幸夫(共訳)>、<演劇入門/平田オリザ(共訳))、<建築家安藤忠雄(共訳)>、<コミュニテーデザインの時代/山崎亮(共訳)>等。


伴 哲生 /Tetsuo BAN
1982年堺生まれ
2002年大阪芸術大学卒業
2010年錫製作開始
個展他、グループ展覧会各種
金属の仕事は、緻密な設計によって形を作ることが必要になってきます。しかし自分の製作は、錫という金属の特性も伴い、目標がありそこをめざしていくという形ではない方法で作っていける状況があります。 そこに錫の魅力を感じることが出来る部分であり、経年変化や弛さを受け入れてくれる部分があると思います。 現代の日本では、錫の食器はあまり馴染みのないものですが、歴史的にみるととても親しみのある素材です。 陶器のような多様性や色を見せるのは難しい部分でもあり、炎や重力の力を借りられないところはありますが、そこでどういう表現が出来るのか、考えながら製作しています。


《錫製薬罐》 2026