平厚志・赤堀友美 二人展 2020.10/31(sat)-11/8(sun)
平厚志・赤堀友美二人展
2020.10/31(sat)-11/8(sun)
12:00-18:00
11/5(thu):closed
平厚志・赤堀友美は共に静岡の工房で作陶をする陶芸作家。
平厚志は白い化粧土の下から文様が浮かび出る浮花(うか)というオリジナル技法で作った焼き物に取り組んでいます。
千葉県に生まれ、1996年に沖縄県立芸術大学陶芸コースを卒業後、沖縄県工業技術センターにてガレナ釉について研究したのち、2005年より人間国宝にも認定された原清さんに師事し、現在は独立。
静岡市清水区に工房を構えています。
沖縄に根付いた民藝の要素や壺屋焼の薫陶を受け、また自ら朝鮮の焼き物やアフリカのお面のようなプリミティブなものに惹かれるという平の手から生まれる文様は、工房の周囲に広がる富士山の裾野の自然と相まって優しくも深くもある表情を見せています。
赤堀友美は平と夫婦でもあり、同じ工房で磁器作品に取り組んでいます。主に鋳込みと呼ばれる技法で磁器を素材に、石膏型を使用しての制作スタイル。身の回りのものをモチーフに、型取ったり模したりして独自の「かわいい」感覚を作品に活かしています。
理化学用品をおもわせる蓋物の箱やシャーレ調のケース、琺瑯のようなポットやソーサーなどは生活空間にあるだけで少し違った空気感を醸し出します。
子育てをしながら互いにリスペクトし合う彼らの温かでユニークな作品たち。
平厚志としては京都初、二人展としては関西初となる本展にて、そのバリエーション豊かな作品たちを一堂に展示いたします。
ぜひこの機会に平厚志・赤堀友美の世界をご高覧ください。