硅砂組個展《石の闇、ガラスの宵》2025.8/30(sat)-9/7(sun)
硅砂組個展
『石の闇、ガラスの宵 』
Keisagumi Exhibition "From the dusk of glass to the darkness of stone"
会期|2025年8月30日(土) - 9月7日(日)
OPEN | 14:00-20:00
休廊|9月4日(木曜日定休)
大地の内部には光は透らない。
生成から地表露出までの間、そこには闇が蓄えられている。
大気の内部には光が透る。
昼から夜への移ろいの間、そこには宵が満たされてゆく。
やがて宵の光が徐々に失われ、大気が闇で満たされる。
夜の底で、大地の闇と大気の闇が溶け合う。
このたび、ギャラリーヘプタゴンにて、アートユニット硅砂組(けいさぐみ)個展「石の闇、ガラスの宵」を開催いたします。
硅砂組はこれまで自らの足で日本各地へ赴き鉱物や岩石を集め、ガラスと共に作品制作・発表を行ってきました。
鉱物の成り立ちや在り様をみつめ、鉱物由来の人工物質であるガラスとの関わりを通じ、その時々において時間の流れや循環性、地球史と人との関係性などを考察しています。
今回の展覧会では自然光の薄らいでいく夕闇から夜にかけてをメイン展示時間とし、光を透過するガラスと全く透過しない石とによって、夕闇に溶けゆく大気と大地になぞらえます。
大地(鉱物)を象ったガラスは大気のかたち
透明なガラスは漆の皮膜で覆われ、内部には闇が満ちている
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【硅砂組】
2019年より、田上拓・田上惠美子によるユニットとして活動開始。
■受賞・入選歴
2019:国際ガラス展金沢 金賞受賞 2020:北近江サケガラス展
2022:伊丹国際クラフト展~酒器酒盃台~ 国際ガラス展 金沢
2023:伊丹国際クラフト展~ジュエリー~ 「New Glass Review 43」掲載(コーニングガラス美術館 USA)
大阪、京都、東京、北海道、岡山などで、個展・グループ展開催。
■ユニットメンバー
・田上拓/TANOUE, Taku
2015:京都工芸繊維大学機械システム工学課程卒業 2015:京都現代写真作家展
2021:北近江サケガラス展 #美術工芸品の写真撮影の他、レンズの改造業も手掛ける。
・田上惠美子/TANOUE, Emiko
1978:立命館大学文学部哲学科卒業
1996:伊丹クラフト展(以降 ’97, ’00 , ’03 , ’04) 2002:日本現代ガラス展 能登島
2003:KOGANEZAKI 現代ガラス展(以降’06) 2004:GLASS CRAFT TRIENNALE 大賞受賞
2005:現代ガラス大賞展 富山
2006:日本ジュエリーアート展
2008:京都工芸ビエンナーレ 2014:日本クラフト展 2018:日本伝統工芸近畿展(以降’00 , ’21 , ’23)
PRESS RELEASE