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武蔵篤彦展 -Trace of Afterimage- 2023.11/18(sat)~11/26(sun)

Posted by GALLERY_HEPTAGON at 16:30 日時 2023/10/17

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武蔵篤彦展
『Trace of Afterimage  』

Atsuhiko MUSASHI stone lithograph exhibition "Trace of Afterimage" 

会期|2023年11月18日(土) - 11月26日(日)
OPEN | 12:00-18:00
休廊|11/22(水)※木曜日は通常定休日ですが11/23は祝日のため開場します。


この度、ギャラリーヘプタゴンでは武蔵篤彦の個展を開催いたします。

武蔵氏は京都精華大学で長く教鞭を執り、多くの優秀な卒業生を輩出してきました。教育者として学生からも慕われてきましたが、教育とともに作家活動も途切れることなく取り組んできました。彼の背中をみて芸術を学ぶ学生も多かったのではないでしょうか。
彼が所属した版画専攻の武蔵ゼミは、通称リトゼミとも呼ばれていました。これは水と油の反発作用を利用するリトグラフを中心とした平版画技法からミクストメディアまでを探求する学生たちが集まる場所でした。彼自身リトグラフ、ウォータレスリトグラフ、ポリマー版画、コラグラフ、デジタルプリント、ペーパーワーク、ペインティングと多岐にわたる平面表現の可能性を拡張してきましたが、その中心にはリトグラフでの制作体験が重要になっていると言えるでしょう。

この展覧会では教え子でもあるアーティストの衣川泰典氏が彼の作品のプリンターとして協働し、約1年の月日をかけて17点の石版画制作に取り組みました。武蔵氏は「石版にドローイングのように自由に、多層的に描きたい」と重量感のある石版に向き合いました。

彼の作家活動の初期に制作された石版画作品と近年制作した石版画作品をセレクトしギャラリーに展示します。

また新作3点を収納するポートフォリオ集も限定出版します。

進行形の武蔵篤彦氏の眼差しが写しとられる石版画作品をご高覧いただければ幸いです。


 


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Trace of Afterimage / 2022-2023 / 650×500mm / 石版画、油性インク、ハーネミューレ

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Trace of Afterimage / 2023 / 305×255×70mm / 石版石


今回のギャラリー・ヘプタゴンでの展覧会は、私にとって50 回目の個展になりますが、
石版画のみによる個展は初めての試みです。もともとは石版画に魅了されて制作活動を始めたわけですが、これまで絵画と版画(ポリマー版画、コラグラフ)の複合的な構成の展覧会が多かったため、集中的に石版画制作をすることはありませんでした。

 一年前、美術家でリトグラファーの衣川泰典氏から石版画の刷りを担当してくれると言う提案があり、私自身の原点回帰の意味も含めて挑戦してみることにしました。試行錯誤を重ねた制作過程の中に、石版画ならではという表現を見出せたかと思います。 (武蔵篤彦)
 


【作家プロフィール】

武蔵篤彦/ MUSASHI Atsuhiko
1952年 京都府生まれ
1977年 ワシントン大学美術学部卒業
1979年 サンフランシスコ・アート・インスティチュート大学院修了
京都精華大学名誉教授、日本版画協会会員、日本美術家連盟会員

【個展】
【京都】 DOT ギャラリー、ギャラリーココ、ギャラリー白川、ギャラリー○△□、 アートスペースみつはし、平安画廊、アートゾーン神楽岡、ギャラリー恵風、 京都精華大学サテライトスペースDemachi、ギャラリーヒルゲート
【東京】ギャルリ・ユマニテ東京
【名古屋】ギャルリ・ユマニテ名古屋、M.H.S. タナカギャラリー
【一宮】ギャラリーOH
【大阪】ギャルリ・プチボア、ギャラリーHOT、ギャラリー編・かのこ
【福岡】アートスペース漠
【大分】みさき画廊
【サンフランシスコ】ドン・ソーカー・コンテンポラリーアート
【ボーズマン】モンタナ大学ギャラリー
【イーストン】グロスマン・ギャラリー
【キャンベラ】オーストラリア国立大学ギャラリー
【エディンバラ】スコットランド・アートクラブ

他、多数